WORLD BE-PAL
    ビーパル春の増刊号


    今月の1冊は、ずばり 「個人旅行情報雑誌」です。
    この手の雑誌では久々のおすすめものです。
    いろいろな雑誌にありがちの別冊旅行特集ですが、侮ってはいけません。






    巻頭特集のテーマは 「発見と感動のアジア」 となっています。平凡なタイトルなので、どうせ「返還後の香港を楽しむ」とか「インド洋の真珠プーケットで極楽気分」などありきたりの特集が組まれているのかと思ったのですが、目新しい素材で構成されています。

    グアム・サイパンに飽きた家族が「安・近・短」を前提に旅行先を考えると、行きつく先は必然的にアジアのビーチリゾートです。こういった特集は大変参考になりますのでぜひ利用しましょう。

    • ボルネオ・コタキナバル縦横無尽ガイド

        日本からコタキナバル(マレーシアです)へは直行便が飛んでいるのをご存知でしょうか?結構手軽な場所なんです。しかし日本語の情報ではスキューバダイビング情報がちらほらある程度で、なかなかリゾート情報まで情報化されていなかった場所です。この本ではビーチ・タウン・ジャングルを遊び尽くすというテーマで特集されています。子連れでも行けそうですね。ここは。

    • サムイ島沖島巡りリーリング

        子連れではツーリングはさすがに無理ですが、サムイの雰囲気は充分伝わってきます。

    • どんなガイドブックよりも詳しい「最先端リゾート ビンタン島の遊び方」

        シンガポールからフエリーで行くリゾート島として、今後大きく期待されている「ビンタン島」の特集です。なかなか素晴らしい目の付け所ですね。まだまだマイナーですが、都市のシンガポール&リゾート島ビンタンの組み合わせは近いうちにかなり有名な組み合わせになると予想されます。(ランカウイよりはメジャーになるのでは) わたしとしてはここまでやっていただけるなら一般的に、わかりにくいフェリーキップの買い方や港までのアクセス、待合所の写真の掲載などまで踏み込んで欲しかったところです。

    ほかにもロンボク島特集など目新しさ抜群です。




    「ガイドブック&語学本 完読ミシュラン」という"ガイドブックを比較する"面白い企画もあります。ありそうでない同士討ちの企画です。当サイトでも「ガイドブックから情報収集」ページを作ったばかりだったので興味をそそりました。機会があったら見比べてみてください。両方とも甘口ですが。

    情報収集法として本書は洋書による情報収集にまで言及しています。洋書にまで言及している本ははじめてみました。当サイトでも「洋雑誌から情報収集 」コーナーがありますし、amazon.com を利用した洋書の選別や購入法を近々アップ予定です。あわせてご覧くださるといいと思います。




    同書の冒頭には、”お仕着せのパッケージツアーを否定するわけではないが、「自分で旅を創りたい」という志向を持ちはじめた人の道標になりたい”旨の記述があります。当サイトもまったく同感です。次号があれば 「家族」 をテーマに考えてみていただきたいですね。




    ちゃめっけなのか、真面なのか、同書は個人旅行者をFITと呼んでいます。FITは通常 "Foreign Independent Travel ( Tour )"の略で海外個人旅行の旅行形態を指します。しかし同書ではFITは "Free Independent Traveler"と定義しています。直訳すると「自由で独立心に富む旅行者」になりますが、こちらのほうが夢があっていいですね。



    World BE-PAL ビーパル春の増刊号
    小学館
    定価 580円 税込
    雑誌 17632-4