CASA BRUTUS February
    楽園に住む



    地元の小さな書店で 「楽園に住む」 という文字にふと目が留まりました。

    ページをめくると、青い海、きれいなインテリアがいっぱいの部屋。

    それは確かに「楽園」でした。



    という訳でつい買ってしまいました。写真が多い雑誌で前半はハワイの美しい豪邸や浜辺の写真が多数載っています。
    見ているだけで住めなくても、1ヶ月くらい滞在できれば本望と思わせてしまう迫力です。今度ハワイに行く機会があったら、せめてこのような風景に溶け込もうと心に誓わせてしまう雑誌です。

    この雑誌には豪邸からコンドミニアムまでの購入の際の注意や方法なども詳しく載っています。不動産選びのコツなどめずらしい情報が見受けられます。いつの日か宝くじが当たったらこの雑誌を探すことになるでしょう。

    また、日本の住宅の照明についての面白いコラムがありました。
    明るくて陰のできない部屋・いつも一定の明るさ・天井照明だけの部屋・白い光などが日本の住居の光害だそうです。
    確かに海外で夢に浸っている間は、照明に工夫が凝らされていて、陰がある、暖かい光の空間で過ごしています。
    知らず知らずのうちに海外旅行に求めているものの1つが、「光空間」なのかも知れないと、感じはじめてきました。

    「楽園」と聞くと、わたしは、写真家の三好和義さんを思い浮かべてしまいます。彼の写真集「楽園」シリーズは、わたしにとって「タヒチ」いや「南の島」のイメージの原形となっています。ご覧になったことのない方はぜひ書店で楽園探しをしてみてはいかがでしょうか。
    編集した方も、同じイメージを持っていたとみえて、彼は当然のようにこの雑誌でコラムを執筆されていました。作品が掲載されていなかったのが大変残念です。

    わたしはこのCASA BRUTUSという雑誌がいったい、なんの雑誌だか未だにわかりません。インテリアデザインの雑誌のようでもあるし、建築関係の雑誌のようでもあります。全体を読んで共通していたのは「空間」というテーマがあるように感じました。しかしなぜか旅行という観点からも近い雑誌に感じます。ぜひこの不思議な雰囲気を味わっていただきたいと思います。


    住宅ローンを抱え、子供が2人とも2歳を超えた今、「楽園」は写真で満喫することとし、居間の照明でも替えようかと考えはじめたわたしです。



    CASA BRUTUS Februry
    マガジンハウス刊
    定価 1、300円 税別
    ISBN4-8387-8153-9