子連れ向きの航空券を探してみましょう。
    一見難しそうで敬遠しがちな航空券について子連れを前提に考えてみます。




    1.航空券の種類 (エコノミークラス)

       

      世間でよく聞かれるのが 「格安航空券」 という言葉だと思います。 では「格安航空券」以外にはどういった航空券があるのでしょうか? 大雑把に分けると「ノーマル」と「ペックス」というものがこの他に存在します。

      この航空券は、いわゆる格安航空券と一体どう違うのか解説します。 「ノーマル」と「ペックス」と「格安航空券」を比較してみましょう。

      まず搭乗後のサービスですが、これは驚くべきことに同じです。ノーマル運賃で30万円払おうが、格安券で5万円で乗ろうが機内食をはじめとしたサービスの違いは基本的にはありません。不思議ですよね。だとすると、みんな格安航空券で旅行した方がいいに決まっています。

      しかしながら搭乗後という点がミソなのです。すなわち予約から搭乗前までの待遇が変わってくるのです。 格安券は変更や取り消しなどには厳しい制限がついています。基本的にできないと考えてもいいでしょう。また航空会社に直接予約するのではなく、旅行代理店を通しての購入になるため座席指定ができなかったり、ハワイ便のように同じ航空会社で1日に何便も飛んでいる場合、どの便になるのか、直前までわからない場合などがあります。ノーマル券は変更や取消しについてほとんど制限がありません。座席指定なども購入時に指定できます。

      ペックスとはこの中間に位置する航空券と考えていただいて結構です。制限が格安航空券より緩和されている分、値段が高くなっていると考えていいでしょう(正確には「IATAペックス」と「ゾーンペックス」の2種類がありますが、ここではゾーンペックスについて比較解説します)。 このチケットは、正規割引運賃といって、直接航空会社で購入できます。時代の流れでゾーンペックスの低価格化はどんどん進んでおり、格安航空券とほぼ同じくらいの価格になっているのがここ1〜2年の現状です。



    2.各航空券の長所・短所

    券種
    概要
    長所
    短所
    ノーマル
    正規の航空運賃で発券されたチケット。
    • キャンセル・変更が自由。
    • 行きと帰りで違う航空会社を利用できる。
    • 自由に行程が組める。(途中下車ならぬ途中降機が自由)
    • 配偶者割引が受けられる。配偶者は半額。
    • 航空会社のカウンターや電話で直接予約できる。
    • 席も特定できる。(可能な限り)
    • 途中で日程変更可。
    とにかく高い。例えば東京−ロサンゼルスはエコノミークラスで往復34万円。

    個人ベースでの利用は一般的にはほとんどない。
    ゾーンペックス
    正規の割引運賃のチケット。各航空会社別に設定。「JAL悟空」などがこれです。
    • 航空会社のカウンターや電話で直接予約できる。
    • 席も特定できる。(可能な限り)
    • 発券を遅らせればキャンセル・変更がチャージがなく可能。(ルール上は予約後2、3日で発券しなければならないが、柔軟に運用してくれる航空会社が多い)
    • 一定のルール内であれば自由に行程が組める。
    • 途中で日程変更可。
    ノーマルに比べれば安いが格安航空券よりはちょっと割高。

    季節によるが東京−ロサンゼルスはエコノミークラスで8万から20万円ぐらい。
    格安航空券
    団体券のばら売り。(正確にはちょっと違う)
    • 安い。
    東京−ロサンゼルス、エコノミークラスで5万円台もある。
    • 出発日の30日前(40日の場合もある)からキャンセル・変更は手数料がかかる。
    • 航空会社に直接予約ができないため、いろいろな要求が旅行代理店からの間接的な要請になる。またリクエストベースの取扱いになるので要求が通ったかは搭乗してみないとわからない。
    • いかなる変更も難しい。



    3.子連れでの選択考

      さて、いったい子連れではどれがいいのでしょうか?

      • まず、お金に相当の余裕があるようでしたら「ノーマル券」を購入してください。変更が自由というのは子連れ旅行にとって心強いものです。すべての航空会社を利用できますから子供の具合が悪くなっても帰国しやすいです。 東京−ロサンゼルスなら1日10便以上あります!! でも普通の経済感覚の人はやめましょう。

      • とにかく安いが一番という方は「格安券」です。 結果的に子供が病気にならなかったり、急用ができなければこの券で充分です。なんといっても乗ってしまえばノーマル券も格安券も待遇は同じです。 ただし急な変更はできません。出発前に子供の具合が悪いときは、半額または全額を捨てる覚悟が必要です。

      • この間をとると「ペックス」です。航空会社の変更はできないまでも、かなり自由に変更ができます。出発前に子供の具合が悪ければ出発日を順延することも可能です。時期によっては格安券の相場とほぼいっしょになります。なんといっても航空会社に直接予約できる点が心強いです。好きな座席からチャイルドミールのリクエストまで自分の口から確実にリクエストできます。


    4.わたしのチョイス

      ご参考までにわたしの選択法を述べます。

      (1)PEXを選択するとき

        わたしの基本的選択はPEXです。
        一番の理由は航空会社と直接話せるため、要望(「子連れ予約のポイント」にて解説)に対する返答がその場で聞けれるからです。
        以前仕事の関係で急に旅行日程をずらさねばならないことがありました。このときはPEXでよかったとつくづく思いました。

      (2)ノーマルを選択するとき

        なんと、貧乏なわたしでもノーマルで旅行したことがあります。
        ノーマル運賃は大雑把に言ってしまえば距離によって運賃が決まるので、近場は安くなります。
        GWにサイパンに行く計画を練っていたとき、格安券を探していたのですが、ピーク時のためなかなか入手できなく困っていました。値段も高騰していて10万ぐらいしそうな状況。パックツアーもピーク時のため一人20万円弱。さあどうしようと思っていたところ、ふと考えてみれば東京−サイパンはノーマル運賃のビジネスクラスで約14万円、女房は配偶者割引で半額、あとホテル代を足してもビジネスクラスで行くのにパックツアーより安く行ける!!こんなこともあるんです。※ただし正式なルールではビジネスクラスは配偶者割引がきかないためこの航空券は利用航空会社が制限された。

      (3)格安券を選択するとき

        モデルツアーのグアムで利用しました。グアムは近いので航空券が安いため捨ててもいい覚悟で選択しました。もちろん乗ってしまえば普通のエコノミークラスのサービスが受けられました。

        行きは日本発なので気を使ってもらい、スクリーン前の席に座れましたが、帰りは外国流でまったく配慮してもらえませんでした。まあそれでも安いのであきらめがつきましたが...





    航空会社で購入すると

     航空会社に直接電話を入れて航空会社の販売している安いチケットを予約をすると、例えば、通路をはさんで3席ずつの小さい飛行機の場合、4人家族が通路はさんで通路側を2席ずつとかの座席指定をしてくれて結局空席になって場所を余分に確保できることもあります。
    格安航空券よりも少しだけの金額の違いで長い道中を快適にすごせるのでおすすめです。

    C.W さん